ユーリーは武器を売るビジネスを志す。弟とコンビを組んで武器商人として成り上がることを夢見、大物に接触するが全く相手にされなかった。しかし、グレーゾーンでの地道な商売を続け成り上がっていく。だが、一方でインタポールの監視の目が光っているのであった・・・。
冒頭の銃弾の製造工場から実際に使われるまでのショットが衝撃的。ニコラスケイジの演技で、戦争の凄惨さを感じずに見入ってしまう。実際の手口は詳細に触れない。それだけに単なる金儲けの手段としての兵器でしかなかった。お金は儲かったのかもしれないし、グレーゾーンでうまくやったのかもしれない。だが、そこに何の救いもなく、空虚。見やすいがメッセージ性のある映画。
ニコラスケイジの軽い感じがあってこその映画。