ラマヌジャンは優れた数学の能力を持っていた。しかし、きちんとした数学の教育を受けておらず、直感的で証明の手順も踏んでいなかった。そのため、数学者に送った手紙も認められなかった。ところが、ケンブリッジ大学の数学者ハーディは、彼の手紙に書かれた素晴らしい発見に気がついた。ハーディはラマヌジャンを大学に招聘するが・・・。
天才数学者ラマヌジャンと、彼の才能を見出した不器用な数学者ハーディ。師弟の絆の深まりと、ラマヌジャンの人生を描く。理解されないインドから来た天才が見知らぬ英国の地で生活し、苦しむことになる。
そもそもなぜ数学に「ハマる」きっかけになったのか、それをどうやって高めたのかという描写が少なかったり、数学に関するところも簡単な説明と分かりやすさ優先。感動的な映画なだけに、もう少しだけ描写に深みを期待したくなる。
数式の世界で彼は十分に遊んだのだろうか。