空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「Mr ホームズ」

  実像のホームズは鳥打帽もかぶらず、パイプ愛好家でもなかった。今では、名探偵ホームズは記憶の衰えに焦る老人となっていた。かつての理解者も他界し、寂しい毎日を過ごす。家政婦の子供を可愛がり、回顧録を記す。彼の最後の事件は解決するのだろうか・・・。

 

 名探偵の事件解決ではなく、孤独な老人の老いてゆく姿の話である。記憶回復によいサンショウを求めての日本訪問のシーンは、実はホームスの空想であったという落ちなんだろうと思うくらいリアリティに欠ける。真田広之がしっかり演じて救いはあったが。

 主演のマッケランの老いの演技や映像の美しさ。イングランドには一度訪れてみたいと思った。

 

  たぶん、あれはホームズは本当は日本に行ってないのだ。単なる彼の空想なんだ・・・。