妻に先立たれ孤独で頑固な老人。隣に住むアジア系移民である若者が老人の車を盗みに入るが失敗する。戦争で殺したアジア人への偏見の目で若者をとらえるしかない老人が次第に心を許し始める。
不器用な老人をクリントイーストウッドが演じる。それだけで持っている。後は地味な展開だ。豊かな白人ばかりでなく、また、彼らの有色人種への偏見は未だ消えてないのだ。だが、それでも老人は正義感から行動する。
流石だなぁと思う反面、すっきりしないストーリ。それ自体が不器用で偏屈さを淡々と表しているのかも。年老いて考え方が改まったとしても、生き様までは変えられないのかもしれない。
クリントイーストウッドじゃなかったら・・・凡作だったろう。