新しく赴任してきた戦闘機のパイロットは過去のことを忘れていた。降りた地上には上官と仲間たちがいた。キルドレと呼ばれる彼らは、世の中の戦争を代理で行う存在でもあった。新任のパイロットは上官の女性に惹かれていく。年を取らない。戦死しない限り死なない。繰り返される運命。いつから、どうして、こうなっていったのか・・・。
淡々とシニカルに流れる映画。どこまで続く空を飛ぶ飛行機。時に入り乱れ戦闘し、落ちる。最初見たときは、その映像に魅了された。謎多き世界に説明も少ない。だけれども、彼らの刹那であって永遠であるものを切り取ることには成功している。
見る人を選ぶ映画。しばらく余韻に浸ってまた見たいと思うかどうか。
変わらないはずなのに、同じでない今日が来る。