大都市メトロポリス。そこでは人とロボットが共存していた。だが、実際にはヒトとロボットの間には多くの問題を抱えていた。ヒゲおやじは指名手配の科学者を追ってメトロポリスにやってくる。そこで出会ったロボット刑事とケンイチ少年と一緒に事件の捜索を進めることになる。ケンイチが出会った少女、ティマとは。そして、ロックの野望とは・・・。
手塚治虫原作のアニメーションの中でも映画として見ごたえのある作品の一つ。大友克洋の脚本とりんたろうの手腕で素晴らしい作品になっている。緻密な画面に柔らかい手塚のキャラが印象的。また、モブシーンからも手塚へ想い入れが伝わってくる。音楽もメインテーマや挿入歌は視聴後も耳から離れない。
レトロフューチャーやスチームパンク的な世界観で繰り広がられるロボットとヒトの物語。是非。
エンディングのシーンだけでなく、冒頭付近の消防ロボットのシーンもよい。もっとも、手塚アニメらしいシーンではないだろうか・・・。