少女マティは殺された父親の亡骸を引き取りに街を訪れる。だが少女は故郷には帰らず、父親殺しの犯人を追うために保安官コクバーンを説得し雇い荒野に旅立つ。同じ犯人を追うテキサスレンジャーのチェイニーも加わり、男二人と少女一人の追跡劇が始まったのであった・・・。
小賢いマティ少女と酔っぱらいオヤジの保安官コクバーン。正義感あふれるチェイニーと、役どころは揃っている。悪役も荒くれ。それぞれがそれぞれのルールで生きている。
もちろん、ベテラン勢が脇を固めてたとしても、少女役が魅せてくれる。そうでなければ冒頭の導入で見るのやめっちゃったかも。そこから始める3人の人間関係。ドラマチック大展開なんてはないけれども、人生の中では大きなひとつの冒険譚。荒涼たる孤独。西部開拓時代ってなんだったんだろう・・・。
良作だと思います。