第一次世界大戦で捕虜になったドイツ兵達。彼らを収容していた徳島県にある板東俘虜収容所でのドイツ捕虜兵と収容所や地元の人々の交流の物語である・・・。
史実をもとにした映画。上層部や一部の収容所所員から反感を買いながらも、人道に基づいた対応を貫く松江所長のもと、多くの交流が育まれた。そして、日本で初めての第九の演奏が行われる。
史実はどうだったのか、興味が湧く映画。捕虜を人として扱い善悪で判断することでどういうことが起きたのか。矜持を持ち続け、かつ、矜持を持ち続けられる環境を整えると、皆に伝搬する。
綺麗にまとめ過ぎた感はあるのかもしれないが、この映画を見て第九を聞きに行くのも良いのかもしれない。