網膜剥離で視覚に障害を抱えた。正常な視力の5%しか見えてない。しかし、周囲の助けと本人の努力で普通の高校を卒業し、念願のホテルマンへの採用に向けて次なるステップへ踏み出す。視覚障害を告白すれば、クビになる。ふざけた奴だが面倒見の良い友人に恵まれ進むトレーニング。順調に思えたのだが・・・。
紆余曲折のテンポがよく、よくある視力ゼロ=真っ暗ではなく、ぼんやり見えているという苦しさともどかしさが伝わる。危険な失敗もあり、努力だけでは駄目だろうと感じさせるシーンもある。次第に見入ってしまう映画だった。仲間達の優しさの描写も素敵だった。
実話をモデルにしたとは見終わって知った。
元気出ました。