その喫茶店には伝説があった。その席に座ると過去に行けるというのだ。いつも、女性が珈琲を飲みながら本を読んでいる、その席だ。評判を聞いて訪れる人々は、あるルールを聞くことになるのだった・・・。
過去に戻って何かと向き合う人々を描く。淡々と進む時の流れで話は進む。過去は変えられないけど、過去を体験し直すことで、今の自分は変われる。切ない気持ちになる。
もっと演劇っぽい方向にふった方が入り込みやすかったかも。表現は好きな柔らかなイメージだったが、予算少なかった感を吹っ飛ばせきれなかった。
映画館で見るより、一人か二人で見たい映画でした。