映画「プロミスト・ランド」 - 空を見たら浮かんでいた。

シェールガスブームに湧くアメリカ。寂れたある田舎町に採掘権利を得ようとする大企業の社員が送り込まれる。彼は、地域住民の説得を始めた。さまざまな反応を見せる住民達へ、採掘権の買取りへの同意を取り付けていく作業だ。ところが、ある日、妨害するために活動家が、その街にやってきたのであった・・・。

地域住民との交流や活動家・大企業のエゴを通じて地域社会を考えさせるストーリー。淡々と描かれているが、不思議と引き込まれる。時が止まったような田舎町で平凡な住民たちに広がる波紋の広がりの中で、企業との間で悩む主人公に同情的になる。

大きな出来事が地域社会を揺さぶるのは、シェールガスとは限らない。今、目にしている現実がそれを告げている。