学園祭の準備に追われる、どこかソワソワと高揚感のある高校の一幕。諸星あたるとラムたちは、出し物の準備で大わらわ。だが、違和感を感じ始める養護教員サクラ。また、同じ日を過ごしている気がするのだ。サクラは原因追求を開始したのだが・・・。
繰り返される日常の高揚感と感じ始める違和感。「うる星やつら」という確固たるプラットフォームにどっぷり浸かった世界を斜め上空から見たストーリ。楽しむというより巻き込まれる映画だ。
この映画は視るたびに感じるのだろう。
ぬるま湯にいると気がつく自分。
そして、湯から出て寒さを感じている自分。
それをさらに永遠と繰り返している自分に。
評価も高い。よく知られた作品だ。感想書くのも憚れるのではと思うくらい。
さて、本広監督のビューティフル・ドリーマーは、きっと全然違うモノなのだろうな。と、期待しつつ。