マン島TTの伝説のライダー。兄にあこがれライダーなるロバート。ロードレースをこよなく愛し、その世界で生きる、英雄となる。事故からの復帰。復帰して転倒。それでもレースに復帰して戦う。そして、ロバートの2人の息子もロードレーサーとなる栄光あるダンロップ家の物語である・・・。
一般道を走るロードレーサに危険につきもの。なぜ、彼らは走るのか。強靭な精神と技術で確かに彼らは走り続けてきた。しかし、答えは出てないように思う。ドキュメンタリーの淡々とした映画だ。ライダーの死は、兄弟の死であり、パートナーの死であり、子供の死でもある。それでも立ち向かう価値があるのか、分からない。心打たれる作品だった。
映画の後、息子の一人も事故で死んだという。
壮絶な一家の話。