空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「ヒトラーと戦った22日間」

ホロコーストの舞台となったのは、アウシュビッツ収容所だけではない。ソビボル収容所も第二次大戦中にナチスによって収容された人々が殺害されていた。死を待つのみの絶望的な状況の中、脱走計画の中心人物であった通称サーシャは協力者を密かに集めていくのであったが・・・。

 

このまま殺されるか、それとも殺して生き残るのか。計画がすべてうまくいくわけもなく、全員が生き残れた分けでもなく。ナチスの容赦のない残虐性に言葉もなくなりつつ視聴。地獄のような状況からの脱出と暴力の連鎖の虚しさ。考えさせる映画となっている。

 

本映画中で、ヒトラーと戦ったわけでもない。気になった原題は「Собибор / Sobibor」:ソボビル。日本で有名でもない地名だからだろうが、せめてナチスと戦ったとしてほしいところだ。