太平洋戦争。中国大陸で諜報員として戦っていた後の少林寺拳法の開祖である宗道臣は終戦後、日本に戻ってきた。その敗戦の混乱の中、彼は、正義を貫く・・・。
日本の武道である少林寺拳法、宗道臣を千葉真一主演で描く。戦後の混乱に乗じてのさばるヤクザとの抗争がメイン。力強い千葉真一アクションでヤクザと喧嘩しまくる。少林寺拳法とカラテアクションを織り交ぜた痛々しいアクション映画に仕上がっていて、しかも単純明快な作り。志穂美悦子の可愛らしい笑顔、千葉真一の眼光鋭いごつさ。さらに、短時間の登場なのに丹波哲郎もガツンと印象に残る。もちろん、安岡力也のあのシーンも・・・。とにかく味濃い。
正義の鉄拳暴走映画。痛々しいのが苦手な人には進めないが、なんだかスカッとさせるエネルギーを感じた。