空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「AWAKE」

棋士を目指し、奨励会に入った。しかし、彼はライバルに負け奨励会を去り、プロ棋士を諦めた。だが、大学で出会った人工知能の開発にのめり込み、変わり者の仲間と共に将棋AIを完成させた。それが「AWAKE」である。AWKEはAI将棋大会で優勝するのであったが・・・。

 

実際にあった「将棋電王戦」をモチーフにしたフィクション。「負け」を認めることで、勝負が終わる厳しい棋士の世界で、描かれる挫折とつかの間の成功物語だ。淡々描き、じんわりとさせる展開で、最後の終わり方まで、これはこれでよかったんだろうと感じさせた。

 

超大規模データの学習による計算量が支配しつつあつ機械学習の世界。将棋AIにとっても、棋士にとっても、一つの時代であったのは間違いなく、象徴的な事象としてしんみりしました。