空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「天空の蜂」

密かに開発されていた自衛隊の大型ヘリコプター。何者かが制御を乗っ取り、稼働中の原子炉の真上で停止させた。犯人の要求は、日本中すべての原発を止めること。だが、ヘリには開発者の幼い息子が取り残されていた。燃料が尽きれば、原子炉へ落下する。時間は、刻々と迫っていた・・・が。

 

東野圭吾原作の社会派サスペンス。タイムリミットの緊張感で引っ張る構成。江口洋介と本木雅弘、立場の異なる二人がそれぞれの正義をぶつけ合う。その熱演でがっつり引き込まれる。原発に沈黙する人々への怒り、無関心への問いかけが物語の芯に据えられている。社会派テーマで重苦しい雰囲気もある作品。

 

沈黙する社会への怒りを秘めた、骨太なサスペンス映画。

 

東野圭吾さんのご冥福をお祈りいたします。

 

天空の蜂

天空の蜂

  • 江口洋介
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映画「東京タクシー」

夜勤明けのタクシー運転手のもとに、同僚から一本の客が舞い込む。指定された柴又で待っていたのは、高齢の女性だった。行き先は、はるばる葉山までの長距離移動。戸惑いながらも車を走らせ、二人のドライブが始まるのであった・・・が。

 

フランス映画『パリ・タクシー』の日本版リメイク作品。結末に向けた展開や伏線がやや控えめで、ストーリーのドラマ性には物足りなさを感じる部分も。それでも、道中で育まれる二人のやり取りは心地よく、じんわりと胸に響く。本家が持つ圧倒的な情緒や深みを知っていると、少し迫力不足に思えてしまうかも。

 

本家の影を追いかけつつも、ほんわか心を温めてくれる人情タクシードラマ。

 

TOKYOタクシー

TOKYOタクシー

  • 倍賞千恵子
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映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

一人の男が宇宙船の中で目覚める。記憶を失い混乱する彼のミッションは、太陽のエネルギーを奪う未知の物質への対抗策を求め、地球から11光年先の宇宙へ赴くこと。だが、そこで彼を待ち受けていたのは予想外の出会いだったのだが・・・。


人類滅亡の危機を前に、僅かな望みを抱いて突貫工事で送り出された宇宙。そこで出会った地球外生命体とのコンタクトと、種族を超えた友情を描く。直面する問題の難しさに対して、あまりにもサクサクと解決しすぎる軽さはあるものの、SFとしての厳密さよりエンタメ精神を重視した楽しい味付け。ハードSF的な難解さを回避して親しみやすい作品でした。


絶望的な宇宙を舞台に、二つの知性が手を取り合うSF友情映画。

 

プロジェクト・ヘイル・メアリー

 

映画 「バード・オン・ワイヤー」

美人弁護士がふと立ち寄ったガソリンスタンド。そこで見かけたのは、事故死したはずのかつての恋人に瓜二つの男だった。彼が本当にあの恋人なのか、確かめるべく再びガソリンスタンドを訪れるのだが・・・。


メル・ギブソン演じる憎めないゆるい男と、ゴールディ・ホーン演じる愛嬌たっぷりの美女が、謎の追手からひたすら逃げ回る。1990年の映画らしく、カーチェイスに大爆発、空中戦、さらには猛獣?まで登場する盛りだくさんな構成。お気楽なドタバタ劇と軽い掛け合いが楽しい。このゆるいテンポに波長が合わないと少し辛いかも。


ほどよい軽さとドタバタ感が心地いい、お気楽アクションコメディ映画。

 

 

映画「キャンドルスティック」

株価操作を行ったクラッカー・野原は刑務所に収監され出所してきた。かつての上司で野原をハメたリンネは、懲りずに野原に接触。FXをターゲットにして、市場操作を行う計画を画策する。果たして、彼らの行きつく先には・・・。

 

FXを取引するトレーダAIを騙して大金を得ようという計画。数字が色で見える共感覚の女性との出会いが、阿部寛演ずる野原の心を癒していく展開。ガバガバな設定は仕方ないにしてもテンポが淡々すぎる。せっかくの共感覚設定も活かしきれていないのは残念。なんやかやで、阿部寛のハッカー役は悪くないかも。

 

素材は悪くないのに、ばらばら感が惜しいクライムサスペンス映画。

 

 

映画「ポセイドン・アドベンチャー」

豪華客船ポセイドン号はニューヨークからアテネを目指して出港。安全を重視する船長に対し、船主はスピードを上げての航行を指示する。ところが、海底地震により巨大な津波が発生。大晦日のパーティーで賑わうポセイドン号を襲うのであった・・・が。

 

転覆した船からの脱出を描く、1972年公開の名作パニック映画。ひっくり返った船内を上へ上へと進む構成がシンプルながら秀逸。生きるか死ぬか、選択を迫られる中で懸命にもがく人々の姿に思わず手に汗握る。セットや特撮ならではの重量感と迫力あり。ジーン・ハックマン演じる牧師の強引なリーダーシップが物語を牽引する。

 

助かった命と、助からなかった命。その両方が胸に残るパニック映画の金字塔。

 

映画「アニー」

里親のもとで暮らす少女アニー。里親の女性は子どもたちにつらく当たり、居心地の良い日々とは言えなかった。そんなある日、市長選を戦う携帯会社の経営者スタックスに、車に轢かれそうになったところを助けられる。子ども嫌いな男であったが、選挙を有利に進めたいという打算からアニーとの同居を始めたのであった・・・が。

 

有名ミュージカルの現代版リメイク。序盤こそやや退屈な入りだが、アニーとスタックスの関係性が変わっていく様子に次第に目が離せなくなる。当初の世間的な評価は決して高くないようだが、ほどよいミュージカル仕立てで気軽に楽しめる構成。お菓子や食べ物の扱いにちょっと抵抗が出てしまうのは・・・大人だからでしょうか。

 

打算から始まる、ほっこりミュージカル映画。

 

アニー

アニー

  • ジェイミー・フォックス
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