空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」

知性を獲得した猿たちは、シーザーをリーダーとして森で生活を行っていた。一方、人類は、自らが作り出したウィルスで死者を出し、わずかな生存者が元都市部で生き抜いていた。ある日、人々は電気を得るべく、猿たちの住む森の中にある発電所を目指すのであったが・・・。

 

三部作の第二部。人類に対して、猿たちの中にも様々な思いがある。森の生活で家族を得た者もいる。猿が次第に知性を得てコミュニティを形成していく姿を中心に描く。猿たちの姿や個性を描き分けて、退屈しなかった。第二部はどうしても中だるみしがちだけれども、テーマがしっかりしていて見ごたえがあった。

 

猿たちが全員が流ちょうに言葉を話さないという、いい感じの設定も感情表現に貢献していたのではと思います。

 

 

映画「キリング・ガンサー」

伝説の殺し屋「ガンサー」を殺して、自らがトップの殺し屋になるべく、各国から殺し屋が集まり、スペシャルチームを結成。ところが、個性豊かな殺し屋たち。平穏に住むはずがない。誰が、ガンサーを殺すのか。画して、ガンサーの追跡が始まったのであった・・・が。

 

ずっこけ殺し屋軍団を弄り倒すシュワちゃんのお話。冒頭からガンナーは出てくるといえば出てくるが、隠れていてなかなか出てこない。低予算のB級の匂いがプンプンとするなと思ってたら、やはりそうだった。最後に満を持して登場するシュワちゃんはさすがというか、適当すぎるいつものノリでほっとする。

B級コメディとわからずに視聴しだしてびっくり。シュワちゃん詐欺だけどちゃんと出ます。

 

 

映画「サンドランド」

砂漠の世界「サンドランド」に生きる人間と悪魔。王国は水を独占し強大な権力を持っていた。そんな世界で、保安官ラオは悪魔の王子ベルゼブブとシーフと共に砂漠のどこかにある泉を探しに旅に出るのであったのだが・・・。

 

これぞ少年漫画という展開。登場人物はおっさんや爺さんと悪魔の王子の「鳥山明ワールド」で冒険活劇が繰り広げられる。勧善懲悪ストーリだが、温かみのあるキャラクターで悪役も憎めない。

 

王道ストーリのアドベンチャー楽しめる作品。何度も見れる。

 

映画「猿の惑星 創世記」

製薬会社でアルツハイマーの特効薬の開発をしていた研究者であるウィルは、新薬ALZ112を実験個体であるチンパンジーに投与。大きな効果を得ることができた。その上、チンパンジーは高い知能を獲得することができたのであった・・・が。

 

猿の惑星」の前日譚の位置づけである作品。何故、猿たちは高い知能を有することができたのか。ストーリは複雑ではないが、うまくウィルと猿であるシーザとの距離感を描いていて、もどかしさの演出が活きている。「猿の惑星」が衝撃的な結末を迎える作品だっただけに、なんとなく視聴しそびれていた。3部作の1作目。残りも楽しめそう。

 

 

映画「ルック・バック」

絵を書くのが好きだった。学校の新聞で4コマ連載をしている小学生、藤野。ひとりぼっちで絵を書いていたが、ある日筆をおいた。そんな時、学校に来ない京本と出会うことになる。二人の漫画絵の思いが繋がて行くのであったが・・・。

 

漫画を通じた2人の青春。家からでなければ、何も始まらなかった。丁寧に進むストーリだが、58分の短い映画だ。セリフではなく、アニメーションで語心理描写が素敵で胸に響く。どうして、そうなったんだろう。青春の物語。

 

エンドロールで余韻が残る作品。

 

 

映画「地下鉄に乗って」

今は、女性用下着を売る小さな商社のセールスマンである真次。父親は有名な事業家であったが、父親に嫌気がさして家を出て籍も抜いていた。ある日、父親が倒れたと連絡があった。その帰路の地下鉄の駅通路を抜けたら、そこはオリンピック開催に盛り上がる東京であった・・・。

 

家族に対しての暴力的な態度に父親と絶縁した。そのわだかまりが、タイムリープを繰り返し融解していくストーリ。浅田次郎原作。映画の尺の影響か、シーンの切り替わりで足早に過ぎていく感じが強かったのが残念。

 

懐かしい昭和の父親との融和のストーリでした。

 

 

映画「許されざる者」

北海道1880年。妻が亡くなった後、刀を捨てた人斬り十兵衛は幼い子供たちと苦しい生活を送っていた。ある日、昔一緒に戦った仲間の男が訪ねてくる。懸賞金がかかった男たちを殺すのを手伝ってほしいとの乞われる。乱暴な男たちに女郎たちが密かに懸賞金をかけたのだ。十兵衛は生活のため引き受けることになったのだが・・・。

 

名作の日本リメイク。。暴力が支配してる開拓地での出来事。そこで生きる人々と、それぞれの生き様切ない話を名優たちが演ずる。西部劇的構図を出すために、多少無理筋あり。時代考証うんぬん言うのは野暮か。役者が揃っていて映画としては見ごたえがある。

 

リメイクとしてみるのか、単体で評価するのかでも感じ方は違ったものになりそうです。