空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「プラダを着た悪魔」

ジャーナリストを目指すアンディ。ニューヨークに来たものの、記者の働き口が見つからない。採用されたのは、他に業界をけん引するファッション雑誌の編集長のアシスタント業務だった。慣れないファッション業界と剛腕編集長に戸惑いながら、アンディのニューヨーク生活が始まるのであった・・・。

 

アンディが、アシスタント業務を通じて成長するストーリ。賢く要領すること、自分を貫くこと、何を大事にすべきか・・・。アンディのファッションがどんどん洗練されていく姿も楽しめる作品。

 

爽やかなやる気が出てくる映画でした。

 

 

映画「チケット・トゥ・パラダイス」

離婚した夫婦。未だにお互いは独身だけれども、会うと喧嘩する間柄。二人の間の娘は晴れて大学を卒業し、卒業旅行に出発する。しかし、娘は旅先で出会った青年と結婚すると言い出すのだが・・・。

バリで結婚すれば、大学を卒業した娘の将来は一変する。だが、幸せな結婚をしてほしい、複雑な心境の二人の元夫婦が織りなす、家族のストーリ。息の合った主演二人に美しいバリ島の風景。内容はほっこりの王道の展開。

家族で楽しめる、キャスティングとロケーションばっちりの映画。

 

 

 

映画「ナガサキの郵便配達」

元英国空軍大佐、タウンゼント。戦時の英雄であった彼は、マーガレット女王と恋の逸話が「ローマの休日」のモチーフとなったと言われる。退役後は作家となり、長崎の取材を通じて、被爆者である谷口と出会う。彼との親交を、娘が追う・・・。

 

本人の録音テープを使いながら、タウンゼントが書いたノンフィクション「ナガサキの郵便配達」を辿る。優しい語り口の録音テープを聴きながら、家族で長崎を歩くドキュメンタリ映画。タウンゼントの戦争経験から長崎の友人との深い親交の記憶を語る、静かな映画でした。

 

ナガサキの郵便配達

ナガサキの郵便配達

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映画「MINAMATA-ミナマタ-」

1970年代。有名なアメリカの写真家、ユージン・スミスは、今では落ちぶれたアルコールに依存して燻っていた。そんな彼に血数いてきた通訳のアイリーンは「水俣病」の取材を促す。熊本県水俣市では、チッソが輩出した水銀が原因の水俣病で苦しむ人々がいた。そこで、ユージン・スミスが見たものは・・・。

 

公害病を巡り、フォト・ジャーナリスト、ユージン・スミスを描く作品。ドラマであり、完全なドキュメンタリではないが、水俣病の記憶を強く伝える。ジョニーデップの熱演と真田広之浅野忠信らの日本人俳優とで印象的な映画に仕上がっている。

 

フォト・ジャーナリズムの伝える力を感じた。そして、史実を改めて調べる切っ掛けにもなった。

 

 

映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」

第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で失い、家政婦として働いているミセス・ハリス。ある時、彼女はディオールのドレスに一目惚れする。ドレスを購入すべく、資金をため、念願かなってフランスへ。だが、高級なディオールでは、彼女を相手にしてくれない。彼女はドレスを手に入れることができるのであろうか・・・。

 

彼女の不思議な魅力で周囲の人々が変わっていく。お節介だが、素朴な人柄。別け隔てなく接するおばさん。お人好しなな、行動の数々に、ウザったさもあるけれども、目が話せない。素敵なドレスも華を添える。戦後の混乱期の世相と、ディオールの転換期をうまく入れ込んでいて、素敵なファッションの映画だった。

 

ほっこりする映画でした。

 

 

映画「逆境ナイン」

全力学園野球部は、廃部の危機にあった。キャプテンの不屈は、廃部を回避するために部員を鼓舞し、全力で甲子園を目指す。この逆境を乗り越えるべく、不屈たちの挑戦が始まる・・・のかも。

 

コミック「逆境ナイン」の実写化。野球映画といっても、冒頭からモノリスが落下するはの、ギャグ中心ながら何故か暑苦しい仕上がり。トンデモ展開を岡村孝子の曲がスッキリ?まとめてくれる、楽しい映画。

 

ツッコミながらも見れる熱血ギャグ野球映画でした。

 

 

 

 

映画「セブン」

退職間近のベテラン刑事と、若い新人刑事が死体発見現場に向かうと、肥満の男の異常な死に様があった。事件は続き、猟奇的な連続殺人事件を追う二人。7つの大罪をなぞった殺人の手口の行きつく先には・・・。

 

1995年の作品と思えない映像と展開。あまりにも衝撃的な展開でお腹がいっぱいになった。残酷なシーンという評判もあったので、積極的に視聴してなかった。暗い汚い雰囲気なのに目が離せない展開。猟奇殺人の異常性がありながら、それを完結させる。猟奇殺人モノの傑作のひとつなのではないだろうか。

 

結末を知りつつもう一度見ると、違って見えるのだろうか・・・。