空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「バトル・オブ・ブリテン 史上最大の航空作戦」

第二次世界大戦。圧倒的なドイツ軍の侵攻により、イギリス軍は撤退を余儀なくされる。さらにドイツ空軍はイギリス本土への攻撃を始める。祖国を失ったポーランド人戦闘機乗りはイギリス軍に志願し、航空作戦へ参加するのであった・・・が。

 

優秀な戦闘機乗りではあるが、言葉や粗野な行動からポーランド戦闘機乗りは、イギリス軍からも歓迎されていなかった。苦しい戦況のため、イギリス軍は彼らを投入する。当時の実話を背景に、軍人らの戦争を描いている。全体的に抑えた演技で地味な映画だし、史実からも後味の良い話ではない。航空戦の描写も地味で駆け引きも物足りない印象はある。ただ、実際の戦闘とはそういうものなのかもしれない。

 

戦争の救われなさを感じる。親しい人々を失うこと、国を失うこと。戦い抜いても、救われない人々。

 

 

 

映画「ザ・コントラクター」

特殊任務部隊から除隊したジェームスは、収入がなくなりお金に困っていた。そこで、家族を養うため、民間軍事組織に入り、生物兵器奪還の任務に就くことになったのであるが・・・。

 

嵌められた主人公が参加した作戦の背後にあるものと戦う流れ。よくあるストーリー展開で生じるアクション。地味目の演出で多少退屈な印象。全体的にバランスの取れた作品だけれども、薄めのストーリーで印象も薄い。

 

元特殊部隊設定は、時々見たくなります。

 

 

 

映画「大名倒産」

越後にある丹生山藩の松平小四郎。突然、実は藩の後継ぎであった。藩主の一狐斎は、後を小四郎に任せてさっさと引退する。残されたのは、莫大な借金だった・・・。

 

時代劇コメディエンタメ映画。クスクス・ニヤニヤと楽しめる。俳優も手慣れたもので、お約束の「エンタメ的時代劇」を演ずる。そんななか、ひとり大根役者の高田延彦が、ベテラン勢に劣らない存在感。キーマンを演じるので、ちょくちょく出てきて、出てくるたびにニヤッとする。

 

たまに見たくなる時代劇コメディ。

 

 

 

映画「放課後アングラーライフ」

いじめられていた女子高生が田舎に引っ越してきて新たな生活を始める。新しい学校で出会ったのは、釣り好きの女子高生たちだった。彼女らに嫌われたくないと始めた釣りだったのだが・・・。

 

人間関係で嫌な思いをして、人と関わることに怯えていた女子高校生が不思議な釣り仲間たちと関わり合い、打ち解けていく。ゆるく進行する青春映画。等身大の演技で頑張っている感。淡い青春の一ページ的な映画。

 

アイドル青春ドラマとして楽しめました。

 

 

映画「プラトーン」

1967年。志願兵クリスはベトナム戦争の最前線に配属された。過酷な最前線で仲間と打ち解けていく。敵味方が入り乱れる密林の中の戦闘。分隊長同士の対立。残虐な戦争で狂気の中に身を投じた兵士たちであった・・・。

 

戦争そのものと、戦争が人をどうかえるのか。正義感の強いクリスと共に我々もベトナム戦争を体験する。戦場で流れる淡々とした、しかし、狂気を含んだ残酷な日々が故に目が離せない。ベテランの俳優たちの若き日の演技も見れる。

 

オリバーストーン監督の代表作はと聞かれたら、本作ではないだろうか。

 

 

 

 

 

映画「聲の形」

高校三年の石田は、バイトした金を母親に渡し、橋の上から飛び降りようとする。だが、結局飛び降りられなかった。彼は小学生のころある転校生をいじめていたのであった。だが、逆に彼は自分がいじめられるようになるのであった・・・。

 

聴覚障害を持つ西宮硝子と、心を閉ざした石田将也の二人の不器用で言葉に出せないもどかしい心の動きを中心に描く。その周辺の友人たちも不器用だ。青春の戸惑いを丁寧につづられた映画でした。

 

伝えたいことを伝えなかった、いろんな思いがじんわり浮かぶ作品でした。

 

 

映画「アムステルダム」

バートとハロルドは、第一次世界大戦に従軍。負傷して担ぎ込まれた先で、爆弾の破片を収集する看護師バレリーと出会い友達となった。その後、アムステルダムで共同生活を営むが、それぞれが別れて暮らすことになる。そして、バートとハロルドはある事件に巻き込まれ殺人犯の疑いをかけられることになるのだが・・・。

 

無罪の証明をするために東奔西走する二人。その殺人事件は大きな陰謀の一端であったというストーリ。出演陣も豪華だ。ビジネスプロットというファシズムに傾倒した富豪の陰謀事件を題材にしている。ユニークでユーモアある展開過ぎて戸惑いながら視聴。ロバートデニーロの演技も見どころ。

 

やり過ぎた感がある作品。