空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「1984」

戦争によって荒廃し、全体主義体制に支配された1984年の世界。最高指導者「ビッグ・ブラザー」の肖像と監視装置「テレスクリーン」が隅々まで設置され、人々の思考すら管理されていた。「真理省」で歴史改ざんの職務に従事するウィンストン・スミスは、次第にこの支配体制に疑問を抱くようになるのだが・・・。

 

統制への反逆として日記を綴り、同じく反発を抱く女性ジュリアと密会を重ねていく。しかし、その先に待つのは救いのない監視社会の冷徹さ。現実と妄想が混ざり合う陰鬱で息苦しいトーン、抽象的な演出も多く、原作小説の文脈を頭に入れておかないと少し辛いかも。

 

矛盾する概念を同時に信じ込ませるダブルシンク。これは恐怖なのか喜びなのか。現代を生きる私たちにとっても、決して他人事ではない。