空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「算法少女」

友達と浅草寺に出かけた、あきは、算法を記した額を掲げようとしている一団に出会う。その額の誤りを見つけたあきと、その一団のリーダであった三之助とやりあうことになる。それは、あきにとって転機となる出来事であったのだが・・・。

 

1774年に出版された同名の和算書をモチーフとしてまつわるストーリを丁寧に描いたアニメ作品。独特の絵と感性の作品。当時の庶民生活の時代背景が盛り込まれたりして、微笑ましい。温かみが伝わる作品でした。

 

ライバルと女の子と自然と仲良くなって楽しむ姿もあり。見終わって、久しぶりに、この手のアニメをみたな・・とほっこりとした気分でした。

 

 

映画「丘の上の本屋さん」

イタリアの小さな本屋さんを営むリベロ。店には様々な人が訪れる。ある日、本を熱心に見ている少年エシエンに出会い、彼に無償で本を貸し与える。リベロは、熱心に本を読む少年との交流が始まったのであった・・・。

 

年老いたリベロの晩年を描く。近所のカフェ店員は入りびたるし、一風変わった客も訪ねてくる。なんてことない、本屋の日常だ。その日常に純真な少年との出会いが織り込まれていく。本屋の匂いがする心温まる映画でした。

 

少年の稚拙な演技は気になったけれど、読書って素敵な体験だな、と思い出しました。イタリア語の「libero」は「自由」を意味する言葉。

丘の上の本屋さん

丘の上の本屋さん

  • レモ・ジローネ
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映画「カプリコン・1」

友人火星探査船「カプリコン・1」。打ち上げのカウントダウンが始まる中、搭乗した宇宙飛行士3名は打ち上げロケットから連れ出される。しかし、ロケットは火星に向かって打ち上げられたのである。無人のままで・・・。

 

1977年に公開された宇宙開発を題材にした作品。火星探査を捏造するシーンは印象的だ。当時のロケット技術を背景にした陰謀ストーリだ。後半の逃走劇もなかなかハラハラする展開。ツッコミどころも、逆に違和感を覚えさせるのには成功しているのでは・・・と感じるストーリ。

 

当時の宇宙船も堪能できるし、映画ポスターとしての完成度も高い。良作。

 

 

映画「げんげ」

成果も出せないダメ営業の田中は、社員旅行先の神社で祈った願い事をする。すると、その願い事が現実のものになって行く。課長となった田中は、社長の特命で魚津で映画を撮る重要なミッションを担ったのだ。果たして、田中は成功させることができるのか・・・。

 

ご当地映画。最初の入りの設定は期待させるものの、回収したのか、してないのか、ぼんやりとした展開。ご当地の風景やドラマだったりで、行ってみたいなと感じさせるという、ご当地映画の醍醐味が薄い。映画と地元への何かが足りない薄味映画でした。

 

B級でも低予算でも「ご当地」なりの楽しみ方ができる分野だけに、頑張って欲しい・・・です。

 

 

 

映画「スティール・サンダー」

極秘捜査を行っていたウィーラーは、武装集団に襲われ連れていかれたのは潜水艦の中であった。その潜水艦は、アメリカ政府の極秘裏に用意されていたテロリストを収監する設備であった。そこで、ウィラーは極秘情報のありかを問われるのであったが・・・。

 

閉鎖された潜水艦でのドルフラングランとジャンクロードバンダムが所狭しと活躍。ドルフラングランには、もっと暴れてほしかったけれども、潜水艦じゃ狭すぎるか・・・。閉鎖空間なのでアクションは地味な印象にはなるけれどもストーリはお決まりの展開でした。

 

いつもの、極秘情報と陰謀とアクションの映画でした。

 

 

映画「アイス・ロード」

カナダの鉱山で発生した爆発事故で落盤が発生した。閉じ込められた作業員たちを救うためには、可燃性ガスの放出が必須だった。しかし、放出に用いる重機は、春に差し掛かり閉鎖された「アイス・ロード」の向こう側にある。だが、作業員たちには限られた空気しかない。画して、急遽集められたドライバー達。時間までに重機を届けることができるのか・・・。

 

集められた訳アリの男と女がトラック3台で鉱山に向かうことになる。題名とポスターを見た時には、氷上をぶっとばす大型トラックの迫力がすべてなのかな・・・と思ったけれども、意外にハラハラドキドキの展開で楽しめる。定番の無理難題ミッションを乗り越えるストーリです。

 

帰還兵のPTSDや先住民への差別、家族愛も盛り込んでありました。リーアム・ニーソンリーアム・ニーソン的映画。

 

 

映画「クライム・スピード」

何度も犯罪を繰り返してきた兄と、自動車整備で身をたてて行こうとする弟。出所してきた兄は、そんな弟を犯罪に巻き込む。大事な恋人の存在を兄の刑務所仲間に知られ、弟は銀行強盗の計画に加わるのであったが・・・。

 

清々しいくらいのクズ兄貴っぷりの演技が印象に残るエイドリアン・ブロディ。弟も結局グダグダを巻き込まれて行くストーリ。クズ兄弟すぎて共感しにくいクライムサスペンスでした。結末の兄貴の一瞬の冴えっぷりはよかった。

 

邦題を見て、いかにも手際よい犯罪を期待したが、再犯までのスピードが早いという意味だったのか・・・な。