日本地図の空白。劔岳周辺の険しい自然は、日本最後の測量点が存在しない地域であった。明治、参謀本部測量部は、空白を埋めるべく動き出す。加えて、劔岳の初登頂を日本山岳会と競うことになるのであった・・・。
軍幹部からの重圧。測量という重要な任務。関わる人々の姿がドキュメタンリーベースで描かれる。壮大な自然が画面に広がる。淡々と描かれる人々の姿に自然の力強さと美しさが重なる。
現実の登山はもっと泥臭いのだろう。しかし、自然と人間ドラマを描いた制作の狙いが達成された良作ではないか。
判事である父と良い関係を築けないやり手の弁護士パーマー。貧乏人に自分は雇えないと豪語するパーマーは、父親が逮捕されたことを知る。厳格な父親が引け逃げ犯人であるというのだ。真実はどこに。老いた父親の心の内は・・・。
敏腕弁護士が田舎で自分探しを否応なしにさせられる。そして、父の弁護を通じて父の老いと心に気がついていく。田舎のぼーっとした若手弁護士とのコンビも良かった。見た瞬間、不遜で傲慢な印象を見せつけてくれる主人公をロバート・ダウニー・Jrが演じる。
ストーリは色々盛り込みすぎな感じもする。父親と元カノとの話に集中して欲しかった気も・・・。いいシーンもあったりと役者で魅せてくれた作品でした。
出所してきた若い男を迎える2人の若者。車の中でさっそくお金儲けを企む。名家の老人を誘拐するというものだった。ところが、老人は3人の若者たちに協力しだすのだった。画して、前代未聞の誘拐劇の幕が上がった・・・。
悪人になりきれない若者と元気なおばあちゃんVS警察とマスコミという図式のクライムコメディ。始終明るく進行する物語。役者も脇役含めて違和感ない。家族全員で見て面白い作品。
見終わって面白かったねーと言いながら、ぐっすり眠れる。
そんな作品でした。
ナチスはユダヤ人を迫害し、収容所に送り殺害を始めた。ユダヤ人は、子供も大人も収容所へ送られ始めた。残酷な仕打ちを目の当たりにした実業家であるシンドラーは、彼らを工場に雇うことで救い始めるのである・・・。
シンドラーは、決して正義感に溢れた高尚な思いからユダヤ人を救ったのではないのだろう。友人がアウシュビッツに送られる、工場の労働力としてユダヤ人を雇うことで、理不尽な思いを募らせる。そして、最後の強烈な思いとなって現れる。
長く視聴する勇気がなかった。残酷な描写が現れ続けるのではないか、それのみが脳裏に焼き付くのではないかと思ったからだ。監督の狙いではなかったのだろうが、幸いにもモノクロのパートカラーとよくできた脚本でストーリーを追えた。
スピルバーグ監督が世に送り出した心に残る作品。
母を幼くして亡くした高校男子、真。彼を気にかける同級生、琴莉。ある日、真のところに父親が突然亡くなったと連絡があった。何故、死なねばならなかったのか。そして、二人は不思議な世界の理に巻き込まれていくのであった・・・。
世界観は嫌いじゃない。CGの違和感(不自然さ)もあまり気にならなかった。設定を脚本が活かしきれてない。もっとガチガチのSFにしたほうがよかったかも。アクションシーンは楽しめる。
きのこ雲は個人的に受け付けなかった。