第2次世界大戦末期。ナチスドイツの収容所に連合軍の捕虜が収監されていた。監視が厳しく、脱走が困難な収容所であることが知られていた。長引く収容所生活。捕虜たちは故郷に帰るべく、脱出計画を立てるのであった・・・。
題名忘れても音楽を聞けば思い出す、そんな名作。尺が長い映画だが、テンポある展開で一気に見れた。戦争映画のありがちな悲惨さなシーンは少ない。長閑な収容所の生活から始まるり、脱走計画を進める。囚人と言えど軍人の集まりであって、枠割分担に指揮系統が整備されていくのは爽快さもある。だが、次第に緊迫感が高まり、実際に脱走し逃走中の顛末まで描かれる。
困難な脱出劇で50名も犠牲になり成功者もいる。だが、それは戦争の一側面でしかない。そこまで考えると、軽快な音楽がまた違って聞こえてくる。