場所はモスクワ。お使いに出たおじさんが異星人の男の持つ転送装置によって見知らぬ惑星に飛ばされる。キン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星に、一緒に飛ばされてしまった若者と二人、地球に帰り着くために歩き出したのだ・・・が。
ソビエト連邦時代に作成されたコメディSF映画。地球から見知らぬ惑星に飛ばされた二人が異星人と奇妙な交流を行う、異色SFだ。当時の世相を暗示的に感じさせながらも、意味不明的にアレンジして、見てるものに伝えようとする。シュールで小汚い絵面なのだが、不思議な魅力を持つ。
カルト的な人気があるらしい。政治的なもやもやを感じる今日この頃にぴったりかも。クー!