知性を獲得した猿たちは、シーザーをリーダーとして森で生活を行っていた。一方、人類は、自らが作り出したウィルスで死者を出し、わずかな生存者が元都市部で生き抜いていた。ある日、人々は電気を得るべく、猿たちの住む森の中にある発電所を目指すのであったが・・・。
三部作の第二部。人類に対して、猿たちの中にも様々な思いがある。森の生活で家族を得た者もいる。猿が次第に知性を得てコミュニティを形成していく姿を中心に描く。猿たちの姿や個性を描き分けて、退屈しなかった。第二部はどうしても中だるみしがちだけれども、テーマがしっかりしていて見ごたえがあった。
猿たちが全員が流ちょうに言葉を話さないという、いい感じの設定も感情表現に貢献していたのではと思います。