空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「ナイトクローラー」

  コソ泥のルイスは、フェンスを引き剥がして売り払う様な奴だった。 ある日、事故現場でパパラッチに遭遇。自らもパパラッチになって事故や犯罪のセンセーショナルな画像をTV局に持ち込みを始める。天職を得たルイスは次第に過激なシーンを求め夜の街を車で走り回る・・・。

 

 エスカレートするルイスの行動。過激になる映像とそれを高値で買うTV局。ルイスのビジネスは順調に拡大する。何を考えているのか分からないルイスの行動には、嫌悪感すら感じる。視聴者の求めるニュースの裏側にある異常な狂気で支えたパパラッチのルイスはどこまで行くのだろう。

 

 一気に見せる映画。

 

ナイトクローラー [Blu-ray]

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映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」

 ミュージシャンの恋人の曲が映画に採用された。自身もシンガーソングライターであるグレタも一緒に上京し幸せな日々。彼は着実にスターの道を駆け上がる。ある日、彼の浮気に気がつき傷つく家を飛び出した。そして、転がり込んだ先の友人が出演するライブに連れ出され、彼女は持ち歌を披露するのであった。一方、嘗ては伝説の音楽プロデューサーのダンはグダグダの生活を送っていた。挙げ句の果てに自分が作った会社を首なり飲んだくれて入った店で、グレタの歌を偶然聞いたのだった。その歌から全てが始まった・・・。

 

 彼女の歌はか細かった。力ない歌声。それがグレタの中で出来上がると次第に力がでてくる。音楽の仲間がどんどん増えてきて、支え合って作り上げる。劇的な展開でもなく、あるべきところに収まっていく感覚。好きな音楽を楽しむのもいいなと思った。

 

 終わりも素敵な終わり方だった。

 

 

映画「コラテラル」

  小さな夢もあるタクシードライバー。ある日、タクシーに乗り込んできたのは、冷酷な殺し屋だった。殺しの現場を目撃してしまった彼は、殺し屋に強要され、殺し屋を乗せタクシーを走らせるのであった・・・。

 

 典型的な巻き込まれストーリ。トム・クルーズが冷徹な殺し屋を演ずる。マシンの様に次々に標的を殺していく無機質さはよかった。一方、タクシードライバーのマックス役ジェイミー・フォックスも次第に腹を決めていく素朴なドライバーをうまく演じている。

 

 映像も夜の都会の感じがキレイだしハラハラもするので楽しめる。もうちょっと脚本作り込んでも良かったのでは・・・。もったいない。

 

 

映画「ナイトミュージアム2」

 博物館の展示物が夜中こっそり動き出す。ニューヨーク自然史博物館の出来事であった。ラリーの活躍で今ではすっかり平和に暮らす?展示物達。ところが、その展示物がスミソニアン博物館の史料倉庫に移動させされたのだ。その荷物の中に含まれていた魔法の石板によってスミソニアンの展示物が今度は動きだす。ラリーは、再び平穏な博物館を取り戻すことができるのか・・・。

 

 なんやかやでやっぱりギャクが冴えてて面白い。動くだろうと思ったものが動いてくれて大暴れ。ストーリは単純だし、1作目を見なくても楽しめる。歴史上の自分物を弄り倒す。みんなでみて大笑いできる。

 

 落とした携帯電話を拾ったのはモトローラさんだったんですね。後で知ってニヤリ。そういう楽しみもある。

 

 

映画「シン・ゴジラ」

 東京湾での異変。トンネルが崩壊し原因追及と対策立案に追われる政府をあざ笑うかのように正体不明の生物が東京に上陸する。 大きな被害を出しながら移動する生物は急速に進化を遂げていったのであった。人類は、完全生物「ゴジラ」にどう立ち向かうのか・・・。

 

 淡々と本当にゴジラと立ち向かう人々を描く。ハリウッドにありがちな家族愛とか仲間意識とかはない。組織としてを描く。

 

 思ったよりも特撮臭く描かれてた。アメリカの特使の嘘くささや、わざと古臭い特撮の匂いのある絵作り。エンターテインメントよりもマニアとしての映画。だからこそ、楽しめる作品なんだろうなぁ・・・。 

  

シン・ゴジラ

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シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

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映画「突入せよ!あさま山荘事件」

  1972年、連合赤軍メンバー5人があさま山荘管理人の妻を人質にして立てこもる。警察は山荘周囲を固めたが、人質の安否確認もできず、赤軍は持ち込んだ大量の弾薬を有し銃声はいつ止むとも分からず、身動きが取れなくなってた。警察庁長官から差し向けられた佐々は、銃器使用の制限の足かせと県警との軋轢を引きずりながら、事件の指揮を執ることとなった・・・。

 

 実話を基にした映画。警察側からの視点で描く。連合赤軍側の壮絶な葛藤も動きも見えない。警察官側からのリアルな視点を貫き、滑稽さも加味しながら壮絶な戦いを描く。

 

 終わっても、すっきりしないもの、なんだろう・・・。そんな感じが出た映画。 

 

  連合赤軍の凄惨さと葛藤は触れられない。だが、そんな事実を現場の警官は知らないのだ。

映画「バケモノの子」

 少年はバケモノに出会い、強くなるためにバケモノの世界に飛び込んだ。バケモノ熊徹の弟子となった蓮は、 熊徹とぶつかり合いながらも成長していくのであった。しかし、ある日、彼は元の世界である渋谷の街に偶然戻り、ある女の子に出会うのであった・・・。

 

 少年の成長の話としてよくまとまっているし、絵的にも入りやすい。家族の絆やアクションもあって、ハリウッド的な印象も。その分、みんな楽しめるのかも。

 

 ストーリやセリフまわしとか、中途半端な感は・・・。