空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「黒い司法0%からの奇跡」

黒人差別が根強かった頃のアラバマ州。学生の頃に出会った冤罪を主張する死刑囚との一時の交流。そして、貧しい死刑囚への支援を胸にハーバードを卒業し弁護士となり、様々な困難を乗り越え死刑囚への支援を始めるのであったが・・・。

 

人を人種や見かけで差別する。冤罪だろうがなんだろうが、一方的な秩序のために多くの黒人を合法的に投獄し死刑囚としていった事実。奇跡が起こるまでの道程は厳しいものであった。実話ベースで抑え気味の淡々とした展開での2時間を超えをしっかり見せる良作。

 

邦題はちょっと残念。もう少し現代のニュアンスを入れ込んで頂きたかった。

 

 

映画「メイジーの瞳」

6歳のメイジーの両親は離婚でバラバラ。メイジーは父親と母親の元を交互に行き来して過ごしていた。だが、両親は勝手気ままな自己中心的な人たち。次第にメイジーは両親ではなく、両親のパートナーと過ごす時間が長くなっていくのであった・・・。

 

ダメ両親に振り回されるメイジーがあまりにも不憫。その中で愛情を見つけ出していくストーリ。両親のダメダメっぷりに嫌気がして、途中で見たくなくなる気持ちがもやもやとした。一方で、それぞれの両親の新たなパートナー達との交流を描。そこに、救いを求める様に最後まで視聴。

 

メイジーは、そんな大人たちを見つめていた。幸せになりますように。そして、他人に優しくありたい。

 

 

映画「エアボーン・ソルジャーズ」

第二次世界大戦。ドイツ軍に占領されていた南フランスを奪還するため、連合軍であるアメリカ軍空挺部隊による作戦が展開された。だが、ドイツ軍の激しい抵抗により、部隊員の3人は本体と離れた位置に降下した。彼らは本体との合流を目指し移動を開始するのであったが・・・。

 

ノルマンディー上陸作戦に続く南フランス奪還作戦ドラグーン作戦に参加したアメリカ兵を描く。大作戦にあった兵士視点で戦場のとあるエピソード。敵味方・言葉の壁を越えて心を通わせる。一方的な戦争描画ではなく、ドイツ軍・アメリカ軍・レジスタンスのそれぞれの正義と疲弊の映画でした。

 

低予算だと思うけれども、好きな視点のドラマ映画作品。

 

 

映画「博士の愛した数式」

家政婦が雇われたのは、80分しか記憶が続かない数学者の身の回りの世話ためだった。孤独な数学者は会話に困ると、数字の話を持ち出すが、80分経過するとその間の記憶がなくなる。数学者の語る数学の世界に感化されていくのであった・・・。

 

物静かな数学者と家政婦とその息子の交流を静かに描いた作品。数学の素敵な世界が人と人と繋いていく。寺尾聡らしい静かな演技で世間離れした数学者を、実体感のある演技の深津絵里が家政婦であり母を演ずる。淡々と静かな展開を数学教師となった息子の授業での語りで進める。優しい雰囲気の作品。

 

視聴後はほんわかと心が温まった。

 

 

映画「スティルウォーター」

娘が異国(フランス)で殺人の罪で刑務所に入った。その娘に会いにアメリカの田舎町スティルウォーターから父はフランスへ渡り、娘から真犯人の存在を告げられる。父は、娘の容疑を晴らし、刑務所から出すために奔走を始める。弁護士の反応も悪い。その上、言葉の壁もある。父は、娘を救うことができるのか・・・。

 

不器用なアメリカ人労働者に過ぎない冴えない父親をマッド・デイモンが好演している。フランスを知らないアメリカ人の戸惑い、出会いのドラマに、事件の真相に迫っていく緊張感が加わっていた。不器用な生き方にじわっと来るシーンも。

 

もやっとさせつつ、最後のシーンも感じさせる作品でした。

 

 

映画「一度死んでみた」

デスメタルバンドのボーカルの大学生の娘。父親は製薬会社の社長だ。母の死に際にも病院に駆けつけない父。しかも、臭い。ある日、製薬会社で一度に死ねる薬が発明された。父は、その薬を飲み・・・。

 

豪華キャストB級コメディ映画。頭空っぽでも見れる安心展開で、キャスト自体が説明的。ネタ伏線もちゃんと回収してくれる。お祭りの雰囲気にのっかって笑ったり突っ込んだり。最後は、もちろん大団円。悪ふざけが嫌いな人にはオススメしないけれども、気分展開になりました。

 

広瀬すずが可愛く歌ううんデス!

 

 

映画「アンチャーテッド」

ネイト・ドレイク。彼は海賊フランシス・ドレイクの子孫だという。サムは、ネイトに兄の消息を話し、彼を50億ドルの財宝探しにスカウトする。二人は、財宝の手掛かりとなる十字架のオークションへと向かうのであったが・・・。

 

ゲーム原作とした、謎解き財宝探しストーリ。スロースタートな前半から、豪快な財宝を巡る戦いが繰り広げられる。いい意味でご都合主義満載の冒険活劇に仕上がっている。安心して楽しめる作品。ちょうど、アドベンチャームービーに飢えていたので、こんな感じでいいんだよなと思いつつ観賞。

 

無難に家族で楽しめる、シリーズものになりそう。パート2に期待。