子供の頃、サッカーボールが頭に当たって失明。ある時、アモスは叔父に連れられて音楽学校に通うことになる。一度はコンテストで優勝するものの、声変りが始まり歌手を諦める。失意の中、今度は弁護士を目指すのだが・・・。
盲目の世界的テノール歌手の半生を描く。等身大の苦悩と、周囲の支えによって成長し、歌手となる。天性のものはあったにせよ、挫折や努力によって成長していく姿を見ながら、一緒に時を経ていく感覚で楽しめた。淡々と描いていて、心温まる作品。
名曲自体が感動的だけに、抑え気味の展開は効果的に感じた。