名門中学校で勉強に明け暮れていた八軒は、北海道の大蝦夷農業高校に逃げる様に入学する。なりたいものもなければ、希望もない八軒。同級生の親は酪農家も多い。大自然に囲まれた高校での新生活に戸惑う八軒であったが・・・。
若い役者が若々しさを前面に出した演技で、農業高校というちょっと特殊な高校生活をコミカルに描き出す。主人公の成長に焦点を当てていて、さらっとしたストーリに仕上がっている。原作である漫画「銀の匙」を知っていると物足りなさは残るだろう。
笑いと涙の起伏が少ないかな・・・とは思うけれども、雰囲気は嫌いじゃない。