映画「氷菓」

「私、気になります」

省エネ男子高校生である折木奉太郎に千反田えるは豊富すぎる好奇心をぶつける。そもそも、姉の陰謀か策略で、古典部に入った奉太郎であったが、好奇心モンスター千反田えるの祖父の言葉に隠された問を解き明かすことになるのであった・・・。

高校もの・・・。さすがに役者が高校生に見えない。悪く言えばコスプレに見えてしまうのが辛い。役者の問題ではない。多少演技は犠牲にしても、初々しさ・青春の青臭さを感じたほうが氷菓らしかった。その点を忘れれば、青春劇としては楽しめた。

アニメ版の完成度が高い。比較してしまうのは、可愛そうだが、役者のファンなら楽しめる・・・はず。

氷菓

氷菓 「古典部」シリーズ (角川文庫)

伝統ある古典部の再生

映画「鑑定士と顔のない依頼人」

偏屈だが、優れた能力のある鑑定人。彼が鑑定の依頼を受けたのは、姿を隠した依頼人からであった。屋敷の美術品の鑑定である。姿を見せない依頼人。屋敷で見つけた貴重な品。彼は、好奇心から依頼人とその秘密を探り出すのであった・・・。

嫌味な印象の主人公が次第に人間的に感じていく。依頼人の謎を解き明かした、その先にあるストーリに驚いた。前知識なく見たい、勧めたい映画。淫靡な感じもっと加わってもいいくらい。

エンタメ的には、花も笑いも少ない。が、映画って、これくらいシニカルでもいいのではないかな、と感じた作品。

最後のシーンは、意味深で良い余韻になった。

鑑定士と顔のない依頼人(字幕版)

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映画「PERFECT BLUE」

人気アイドルグループから脱退し、女優として歩みだした未麻。事務所の方針に戸惑いつつ女優の仕事を始める。しかし、彼女につきまとうストーカの影。そして、関係者の謎の死・・・。

夢か現実か溶け合うストーリ。見ている方は翻弄される。ぞくっとする大人向けサスペンスアニメ。見たのは２度めだったが、２度ともぞっくとさせられた。

これが、1998年の作品とは。

パーフェクトブルー【通常版】 [Blu-ray]

映画「バーフバリ２ 王の凱旋」

父が陰謀によって王座を追われた英雄バーフバリと知る息子。元家臣から、父について語られるのであった・・・。

バーフバリ完結。伏線回収し伝説が完成する。英雄王伝説の娯楽作品が楽しめる。荒っぽいところも、つっこみどころも、味にしちゃうインド映画にこれからも期待。歌って早回しで踊るばかりがインドのエンタ映画ではないのだ、と知らしめた作品。

気楽に、結構楽しめます。

バーフバリ２　王の凱旋(吹替版)

バーフバリ 伝説誕生(字幕版)

映画「バーフバリ 伝説誕生」

巨大な滝の麓に暮らす人々の中。ある若者は、滝の上流から流れてきた仮面を拾う。その仮面の下に隠された女性を思い浮かべ、恋い焦がれる。その思いが募り、若者は滝を越えようと幾年もの歳月をかけた。そして、ついに滝を登りきり、滝の向こうの世界に達するのであった・・・。

古代インドを舞台にした英雄譚前半。良いところは歌って表現するインド映画にハリウッドに香港のアクションを盛りっと入れた作品。とにかく、色彩とパワーでエネルギッシュな映画。

細かいツッコミが消し飛ぶノリの良さ。

えー、ここで終わる？と気になる終わり方。次も見ます。

バーフバリ伝説誕生（吹替版）

バーフバリ 伝説誕生(字幕版)

バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]

映画「プレッシャー」

深海に這う海底パイプラインのメンテナンスは、母船から海底近くまで降ろされた作業船から作業員が海中に出て行う。しかし、作業中、母船との通信が途絶える。トラブル発生だ。高水圧の世界に取り残された作業員達は、限られた酸素の中で再び海上まで浮上することができるのか・・・。

海上の様子も分からない暗闇の深海で、水との恐怖に覚えながら、生存の道を探す作業員達を描く。深海という舞台。外の様子が分からない、重苦しい雰囲気で進む。想像通りの息詰まる展開。

ポスター通りの息苦しい深海ストーリ。

Pressure / プレッシャー（字幕版）

映画「ウスケボーイズ」

いっぱしにワインを飲んで語る学生たち。彼らが、ワインコンサルタントに影響を受け、それぞれの地でワイン作りに挑戦する。しかし、ブドウ栽培は困難を極めるのであった・・・。

ワイン作りに挑戦する若者を描くノンフィクションを題材にした映画。爽やかな作品で楽しめた。素人目にも、ワイン作りやテイスティングの描写は雑な印象も・・・。そこは拘ってほしかった。

若手をベテランが固めた青春ワイン物語。

ウスケボーイズ