アルゼンチン。ある日、フェルナンドは銀行の前で銀行強盗計画を閃く。それは水路を使って、貸金庫に預け入れられた金品を盗むというものだった。さっそく、計画を練り、資金提供者や仲間たちと密かに準備を始めるのであったが・・・。
最後まで飽きさせない。彼らの生活は苦しいのだろうと想像はつくが、仲間たちもユニークで明るく悲壮感がない。そんな計画で大丈夫か、と思いつつ、次第に計画が煮詰まる。ドキドキもありつつ、くすりと笑う展開もあって楽しめた。
成功してめでたしめでたしの後のエピソードもしっかり描いていて、すっきりもする。これが実話ベースだったと知って、こんなこと実現するんだと、もう一味楽しめました。