明治維新後の日本。西洋化を加速させる日本。それはサムライ時代の終焉を意味するものでもあった。南北戦争で無抵抗のネイティブアメリカンを命令で虐殺した元北軍大尉オールグレン。彼はトラウマを抱えてアルコールに溺れる毎日であった。ところが、日本の軍隊の西洋化のため日本を訪れることになる。そして、サムライの精神を守り続けている勝元と相対することになる。オールグレンは勝元に破れ、囚われの身となった・・・。
サムライ・武士道の精神を描く意欲的ハリウッド映画。トム・クルーズ主演だが、渡辺謙と真田広之が圧倒的な存在感だった。加えて小雪が花を添える。誇張や時代考証に違和感がないとは言わないが、話としての味付けのうち。ハリウッド映画に登場しがちなごった煮アジア的日本感からは一線を画した出来。
勝元を始めとしたサムライの生き様を、オールグレンを通じて見る。日本人の心にもしっかりとしたメッセージが届く作品。
真田広之の殺陣はもっと見たかったなぁ。
忍者も出ます・・・ハリウッド映画だからね・・・。