空を見たら浮かんでいた。

映画・動画の視聴記録を淡々と。

映画「JFK」

ケネディ暗殺の報を受けた時、ギャリソン検事は昼食中であった。犯人はオズワルド・・・。しかし、彼の経歴はよく知られており犯人であることに疑問を持ち始める。何故か矛盾の多いウォーレン報告書。ギャリソンは大きな力と戦い始めるのであった・・・。

 

謎に包まれたケネディ暗殺事件に切り込む映画として有名だ。オリバー・ストーン監督の渾身の作品と言っていいだろう。暗殺の裏にある軍産のどす黒い既得権益を動機としたクーデターと位置づける。厳密なノンフィクションではない。だが、壮大な謎解きに取り込まれる感覚と、この答えが米国の機密情報開示で明らかになるという期待感は、他の映画では得られないものだろう。

 

 

映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」

中国からフランスに麻薬操作に来た敏腕捜査官。中国人の麻薬密売人をフランス警察の協力のもとに逮捕しようとするが、フランス警察の警部によって密売人殺害の容疑者となり、警察に追われる身となる。そして、隠れていた知人宅の店先である娼婦と出会うのであった・・・。

 

シンプルなストーリーでジェット・リーのストイック&アクションを堪能できる香港映画的作り。しかも、悪役もばっちり決まっている。ボスが何故か格闘ゴリゴリだったりする、この手の悪いお約束もないので、最後まで楽しめる展開。オマージュもあってノスタルジックも感じられるし、お約束なご都合主義も自分的には気にならない範囲。

 

ジェット・リー作品見直してみようかと思っちゃった作品。

 

キス・オブ・ザ・ドラゴン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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映画「U・ボート ディレクターズ・カット(字幕版)」

1941年。第二次世界大戦中、ドイツの誇る潜水艦、通称Uボード、U96に乗組員が乗り込み出撃する。敵駆逐艦と戦い、過酷な戦闘を経た彼らに次なる任務が下る。それは・・・。

 

当時の潜水艦の貧弱な性能で果敢に駆逐艦と戦う緊張感。描かれる乗組員の人間模様。3時間を超える映画なのに終わっても、そんな長い時間には感じられなかった。戦闘シーンといっても、ただただ耐えるだけなのに。

 

戦争だから生き延びるしかないのだ。だけれども、戦争の先にあるのは虚しさしかない。

 

名作だなぁ。

 

 

音楽も名作だと思います。

www.youtube.com

映画「K-19(字幕版)」

1961年。核軍備を増強する米ソ冷戦状況の中、ある一隻のソ連潜水艦が出発の準備を整えていた。不具合もあるが、なんとか出航に向けて準備をすすめる原子力潜水艦K-19。様々な思いで、祖国防衛のため海へと潜航するのであった・・・。

 

艦長と乗組員との対決。厳しい訓練。世界を揺るがす力を持つ極狭の閉鎖空間。潜水艦で繰り広げられる独特の緊張感。戦闘がないという潜水艦ものの醍醐味がないが、そこが評価が分かれるところか。

 

良作。こんな無駄な英雄たちのない世界を・・・。

 

 

真実を兵士らがどこまで語るのか。同じ兵士への名誉は守るだろう。また、制作にあたって取材もしたのだろう。結果、どこまで本当かなんて詮索は野暮なのだろう。だが、それでも、冷戦の中で不幸な出来事が起きてはいたのだ。

www.cinematoday.jp

映画「GODZILLA ゴジラ (2014)」

 1999年、芹沢博士がフィリピンで発見した巨大生物の化石。それは、巨大な何かの存在と、それが海へと消えていったという痕跡を示していた。一方、日本の発電所では奇妙な地震によって大事故が発生し、対応にあたったジョーの妻が犠牲となってしまった。だが、その事件の真相は・・・。

 

ハリウッド版ゴジラゴジラをモチーフとしているのだが、天災パニック映画に近い。怪獣(神)に対する人間の無力感と、暴走する軍隊。芹沢博士に至っては狂言回しどころか解説者程度の最低限の役割。だからといって、面白くないかと言えば、これもありかと楽しめた。

 

突っ込みどころはたしかにある。が、単純さもいじしつつ家族愛もありつつのハリウッド映画としては、あり。

 

 

GODZILLA ゴジラ(字幕版)

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映画「スカイスクレイパー」

香港に新しくできた超高層ビル。その安全調査を依頼されたウィルは、そのビルの調査中に犯罪組織が仕組んだ火災に家族が取り残された。救出するためビルに乗り込むウィル。彼は事件で片足を失った状況で無事に家族のもとにたどりつき、救出することができるのか・・・。

 

ダイ・ハードとか、この手の要素を盛った映画。そういう映画かなと思って見たら、期待を超えていた。タフな男のタフっぷりが気に入らない人は見ないほうがいいけれども、テンポも良くって伏線もちゃんと回収してくれるし、ハラハラ・ドキドキだけど安心して見れる典型。

 

VRで見れると、高所恐怖症的に楽しめる・・・かも・・・。

 

 

映画「インビクタス 負けざる者たち」

 黒人初の南ア大統領ネルソン・マンデラ。黒人差別が続いていた南ア。マンデラの思いは白人との融和であった。そこで、彼はラグビーで融和を目指したのだ。チームの再建を託されたピナール。彼らは融和たる存在になることができるのか、チームは勝ち進むことができるのだろうか・・・。

 

実話をベースに描かれる。大きな変革をラグビーを通じて、その一助にしたいという、マンデラの姿は印象深い。スポーツを通じて、融和が少しでも進む。ゆっくりと。大きな変革を成し遂げたマンデラが、次に目指した、ゆっくりとした変革。そして、ラグビーノーサイドの精神が重なってくるような気がする。

 

I am the master of my fate,
I am the captain of my soul.